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NASAが発表予告した火星に関する重大事実は、現在の水の流れた痕だった。
これまでは、過去の痕跡とされていたが、現在の水流痕が見つかったというのだ。
<2000年発表の火星の流水痕>
今回の発表は、5年前に撮影された水流痕の上空に探査機マーズ・リコナサンス・
オービターを派遣、撮影分光器によりその成分を調べた結果だ。
<発表されたNASA映像>
<マーズ・リコナサンス・オービター>
それは、水和鉱物(含水鉱物・含水塩)の検出だった。季節変化の特徴とされた
気温マイナス23度以上で数百mに渡って現れる、暗い筋模様の原因だという。
即ち、土壌の水和鉱物が凝固点以上で液体化、流出すると考えられる。これまで、
水和鉱物の一種、過塩素酸塩は、キュリオシティ等の探査機でも発見されている。
水和物での発見は、水の存在を意味する、今も水は有り続けている、という訳だ。
がしかし、水和鉱物と水が同じとすれば、であるが。
一部報道では、水の特定まではデータ不足、というコメントがある。少し焦った
かもしれないが、これに続くデータが集まってくる事を願いたい。
発表されたNature論文 link
動画:ANNニュース報道(日本語 1分)YT
動画:BBCニュース報道(1分半)YT
動画:NASA発表の様子(59分)YT
動画:マーズ・リコナサンス・オービターのこれまでの成果(2分半)YT
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これまでに、2000個以上の太陽系外惑星が発見されている。この中に、生命
発見が期待されるが、その証は、酸素の存在がマーカーとして用いられている。
一方、非生物による酸素発生も考えられ、酸素発見で生物が存在するとは一概に
言えないと言う。そして、その可能性が示された。
地球型惑星や衛星などにも豊富に存在していると言う、酸化チタンの触媒作用だ。
紫外線による触媒作用は、水から酸素を発生させる。
<非生物による酸素発生メカニズム>
この研究では、惑星の全面積のうち0.05%程度の部分で、酸化チタンの触媒
反応が継続すると、地球と同規模の酸素大気が発生し、維持されるとの推定だ。
即ち、大気に酸素が十分にあったとしても、生命存在の理由にはならないという
ことがハッキリし、何が決め手となるのか、議論は振り出しに戻ったようだ。
生命探査が続く火星では、カギとなるのはメタンだ。95%が二酸化炭素という
大気では、酸素はバイオマーカーとはならない。
<火星 北半球でのメタン放出:原因は分かっていない>
一方、メタンは紫外線などで分解されるため、大気を維持するためには供給源が
あると考えられる。地質学的理由か、生物学的理由か、それが探査ポイントだ。
宇宙生物学は、まだ始まったばかり。探しに行くのでは、時間が掛かる一方だ。
やはり電波送信などで、知的な生命体と交信を求めるのが近道だろうか。
発表論文 nature link
動画:地球に良く似た居住可能な惑星(3分)YT
動画:SETI 研究成果発表会見(56分)YT
動画:キュリオシティ メタン発見の報道(1分)YT
動画:火星上のメタンについて(09年 4分)YT
宇宙へ飛び立った探査衛星、様々な観測データが送られてきている。その結果、
これまで分からなかった、新たな事実も分かってきている。
カッシーナが送ってきたのは土星の月、第4衛星のディオネの映像だ。大きさは
地球の月の2/3程度、岩石を含むが氷が主体の天体と見られている。
<ディオネの表面画像>
今回の映像で、ボイジャーの解像度の低さでは分からなかった表面構造が、予想
された霜の堆積ではなく、無数の裂溝にある氷崖と分かったという。
また、ドーンが送ってきたのは、火星・木星間の小惑星帯にある準惑星ケレスの
映像だが、不思議な光点や高さ5000mのピラミッド山が話題となった。
<ケレスの表面画像>
<ケレスの高度地図>
次にとなるとやっぱり冥王星だが、これは8月にUPしたばかりなので、そちら
をご覧頂きたい。これからの探査機からのデータやその解析に期待したい。
blog link
ディオネについて wiki
動画:カッシーニ ディオネ接近(1分半)YT
動画:ディオネ 最接近までの映像(約5分)YT
動画:ケレスの表面CG(1分強)YT
動画:ボイジャーによる惑星探査(15分強)YT
連日の報道が続く冥王星の探査ニュース、太陽系の果の星、冥王星のその姿が、
これまでの天体観測映像とは、大きく異なる事にあるのだろうか。
あまり報道では出てこないが、冥王星の大きさは、直径2370kmと月の直径
3474kmに比べても7割にも満たない。
<冥王星の大きさ>
そんな小さな天体にも関わらず、記録された映像は、月とは大きく異なり多彩な
表情を見せる。中でも最新映像では、窒素氷塊が氷河の様に動いているという。
<窒素氷塊の動きを示した映像>
そして滑らかな氷原に、細く長い谷が不思議な形を描き、丘のような凹凸地形も
見え、有機的な印象だ。アマゾンの複雑な支流の絵柄とも近く感じる。
<クレーターのない滑らかな氷原に覆われるスプートニク平原>
最新の分析では、かなり濃度は低いものの大気が存在、1600kmの高度まで
届いているという。地球の厚みは100km程度、大きな違いが見出されている。
因みに冥王星は、2006年惑星ではなく準惑星として区別された。太陽系外縁
のカイパーベルトの一部と見なされ、軌道の違いも大きなファクターとなった。
<冥王星の軌道>
随時送信されている観測情報は、全て到着するまで、なんと、16ヶ月も要する
という。いずれにしても、これからが本当に楽しみなところだ。
ニューホライズンズHP
動画:上空通過探査映像の連続映像化(1分半)YT
動画:最新映像のニュース報道(1分弱)YT
動画:発射から到着・観測まで ニュース報道(2分半)YT
動画:NASA 観測最新結果 記者会見(1時間強)YT
動画:地球から冥王星までのイメージCG(2分半)YT
惑星には火山がつきもの。太陽系の惑星では、金星、地球。惑星自身の他、惑星
の月、海王星のトリトン、木星のイオなどには火山がある。
8000個以上が確認されている、太陽系外の惑星となると、観測装置の精度が
大きく影響し、現在の装置類ではその発見は難しく、歯が立たないとされていた。
ところが、40光年に位置する かに座55番星の惑星e で、大規模な火山活動
が観測されたという。専門家の間で、大きな話題になっている。
<惑星eの想像図:右が火山噴火ガスで暗い>
ケンブリッチ大学の観測チームは、スピッツァー宇宙望遠鏡を使って観測した。
1年で、惑星温度が約1000℃から約2800℃まで上昇を確認したという。
この結果が直ぐに火山活動と結びつく訳ではない。主星からの距離が非常に近く、
公転周期は18時間。強い重力で惑星自体が伸縮、摩擦熱が生じる可能性もある。
より詳細な分析は、2018年に打上げ予定のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡
に期待が掛かる。ハッブル宇宙望遠鏡の後継機、集光口径は2.7倍だ。
<ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の宇宙配置イメージ>
生命発生には適当な熱が必要とされ、火山活動は、ひとつの目安となるようだ。
ここまで高温では可能性はないが、新たな観測機器の成果を期待したい。
かに座55番星の惑星eについて wiki
論文:Variability in the super-Earth 55Cnc e pdf
動画:スピッツァー宇宙望遠鏡による外惑星観測(1分弱)YT
動画:スピッツァー宇宙望遠鏡の10年(2分半)YT
動画:ハッブル宇宙望遠鏡 ベスト10(3分強)YT
動画:ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(5分強)YT
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