ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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木星に異変、小惑星が衝突したようだ。アマチュア天文家の動画が世界の注目を
集めている。噴出したガスの大きさは、木星の1/10ほどもあり、地球サイズだ。
<その瞬間を捉えた>
<木星と地球:木星は地球の約11倍だ>
小惑星というのは未確認であるが、スペインの専門家の推定計算では、この規模
の衝突は毎月1回から5回の頻度で起きているという。
推定された直径は5から20m、比較的小さいが、衝突時のエネルギーは膨大だ。
これが地球に着ていたらと思うとゾッとする。
<1994年 シューメーカー・レヴィ第9彗星衝突の痕跡>
年初、NASAが小惑星衝突に備え、専門部署 Planetary Defense Coordination
Office (PDCO) 設立が話題となったが、技術も含めて対応が必要だ。
related blog link
動画:インパクトの瞬間1(30秒)YT by Gerrit Kernbauer
動画:インパクトの瞬間2(20秒)YT by John McKeon
動画:BBC シューメーカー・レヴィ衝突CG(6分弱)YT
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地球の母、太陽は昔から高い関心を持って観測されているが、まだまだ分かって
いない。黒点や磁場など、説明できない事が多いようだ。
世界的でも例の少ない、この分野の研究、即ち太陽磁場のシミュレーション分野
に、あの日本のコンピュータ 京 が使われ、成果の発表があった。
千葉大と東大の共同チームがトライした。太陽中心で生まれた熱により超高温で
のプラズマ状態が熱対流する乱流状態のシミュレーションだ。
<太陽内部のモデル>
その結果、これまで考えられていなかったメカニズムで、大規模な磁場の変化が
発生する事が分ってきた。
<シミュレーション画像>
太陽の磁場変化は、大きくなると地球への影響も大きい。このような成果が被害
予測に役立てられると、対策できる事もあるだろう。更なる深化を期待しよう。
京の成果事例 pdf
研究機関(千葉大)HP
動画:NASAのシミュレーション(2分)YT
動画:実際の太陽観測例:ループフレア(4分強)YT
動画:実際の太陽観測例:Xクラスフレア(2分半)YT
動画:新しい磁場生成機構(1分)
探査衛星カッシーニ、そのミッションは土星観測。1997年に打ち上げられ、
2004年に土星の周回軌道に投入された。
その後の観測成果は、新たな衛星発見や、詳細な観測から新たな事実の発見など
限りなく、土星に関する知見を深くしてくれた。
そして、また新たな事実が発表された。B環と呼ばれる土星リングの質量に関し
これまでの推定より、ずっと軽かったというのだ。環の形成解明に重要な情報だ。
<カッシーニ撮影。土星上に写る最も黒い環がB環>
質量推定には、環を構成する粒子の密度を測る。土星の衛星の動きにより粒子の
渋滞のような粗密が発生し、この粗密を測定する事により、密度が推定される。
しかし、B環では構造が複雑のため、この粗密を見出だし難く追跡できなかった
ために、別の方法で推定されてきたが、カッシーニの詳細な測定が役立った。
<土星のリングシステム。カッシーニの撮像を編集したものだ>
カッシーニは2017年に土星への突入ルートを取って、最終の観測データ収集
を実施、そのミッションを終了する。まだまだ新しい発見が続く事だろう。
発表論文(Icarus)link
動画:土星の環のシミュレーションCG(4分)YT
動画:土星の環について(9分強)YT
動画:カッシーニ撮影の全記録(4時間弱)YT
動画:カッシーニの全ミッションCG(3分半)YT
太陽風や宇宙線等、有害な加速粒子などから、地球を守っているヴァンアレン帯
のリアルな素顔が見えてきた。それはダイナミックな動きのようだ。
<二重構造を取ると言われてきたヴァンアレン帯>
NASAの研究によると、それは観測している粒子によって異なる形態を取る。
粒子の種類は、粒子の持つエネルギーにより決まる。例えば、1MeVとかだ。
これまで単純に二重構造を取っていると考えられていたが、磁気嵐などの際には、
間のゾーンに電子が充満し、単一構造を示すという。厚い防備壁のようだ。
<新しいヴァンアレン帯 2:1MeV以上 3:0.1MeV 4:磁気嵐>
現実には、様々なエネルギーを有する粒子が飛び込んでくる。つまり、これらの
状態が同時に存在する。研究者は、音楽での各楽器の存在に例える。
ヴァンアレン帯の研究は、地球を周回する衛星の開発や船外活動する宇宙飛行士
の健康には、特に重要だ。強烈な宇宙線は、衛星にも大きく影響を与えるからだ。
1958年の発見から、観測技術が進み、実像が分かってきた。この様な地道な
研究が、人類への宇宙への扉を開く。日本も観測衛星を、近々打ち上げる予定だ。
<日本のヴァンアレン帯探査衛星 ERG衛星>
ヴァン・アレン帯について wiki
JAXA ヴァンアレン帯探査衛星 ERG衛星について link
動画:新しいヴァンアレン帯解説(2分弱)YT
動画:ヴァンアレン帯観測衛星 ヴァンアレン・プローブ(2分強)YT
動画:ヴァンアレン帯内の粒子の動き(20秒)YT
動画:ERG衛星について(約9分)YT
それは、日本時間2015年9月14日18時50分45秒 の事だ。米国東部にある天体観測
施設 aLIGO (アドバンスト・ライゴ)で起きた。
アインシュタイン予言、一般相対性論の発表から100年、遂に 重力波が観測
されたのだ。まさに、世紀の事件だ。
それは13億光年の彼方から、今の地球を目掛けてやってきた重力波、正確には
重力波の変動だ。そこでは、2つブラックホールの合体が起きていた。
重量では、太陽の36倍と29倍の重さとなる2つのブラックホールが、合体し
62倍のブラックホールとなった。差分の3倍分がエネルギーとして放出された。
この放出エネルギーが、重力波の変動として空間を伝わり、13億光年の地球に
到達したという訳だ。なんと壮大な出来事だろうか。
<観測された重力波>
この変動をどのようにして捉えるか。レーザー干渉計と呼ばれる装置で、直角に
位置する2地点距離を計測する。重力波の変動が通過すると、距離が変化する。
装置規模が半端なく大きい。4kmというレーザー光が往復するパイプが直角に
配置されている。その交点に干渉計が配置され、計測を行う訳だ。
<観測装置の全景>
半端なのはサイズだけではない。このパイプ、直径1.2mもあるが、真空状態
が保たれている。空気がレーザー光の抵抗になり、正確な測定ができないからだ。
<レーザー光線のパイプ道>
この重力波の研究は新しい分野であるが、既に世界に4ヶ所も設置されている。
日本もレーザー光の基線長さ3kmのKAGRAを、17年目標に準備中だ。
<世界の観測拠点>
<KAGRA@岐阜県神岡鉱山内>
重力を知る事は、宇宙そのものを知る事に繋がる。衛星を使った、宇宙空間での
観測も進んでおり、これからが楽しみな分野だ。
重力波観測の歴史 link
重力波物理学の解説(京大 2009)pdf
動画:ANN ニュース報道(1分)YT
動画:BBC 解説コラム(日本語 1分強)YT
動画:KAGRA計画(5分)YT
動画:観測データの音(11秒)YT
動画:重力波研究と観測装置開発の歴史(5分強)YT
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