ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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系外惑星、即ち太陽系外の恒星を廻る惑星の事を言う。現在、約2000個もの
惑星が発見されている。その中で変わり種、グリーゼ436bを紹介しよう。
獅子座方向、33光年という近いところに位置する。2004年に発見された。
主星は太陽の半分ほどの直径、まだ若い赤色矮星だ。これを回るのが436bだ。
<グリーゼ436b:大きさは地球の4倍程度>
公転半径は、水星の公転半径5700万kmの14分の1という400万kmと、
飛んでもなく主星に近く、公転周期は2日半程度と、これも飛んでもなく早い。
種々な研究の結果、436bは中央部に岩石系コアがあり、外側に固体化された
水が取り巻く。この固体化された水というのは、熱い氷という感じの様だ。
地表温度は300℃以上、高圧の水素とヘリウムの大気、主星の強烈な放射線に
より、水素の雲が惑星から放出、彗星のように尾を引いていると想像されている。
<グリーゼ436bの観測イメージ>
探査技術の進歩により、地球程度の小さな系外惑星が発見できる時代となった。
これからは、地球相当の惑星の発見が期待できる。次は、地球外生命体の発見だ。
発表論文(Astronomical Society of the Pacific) pdf
動画:グリーゼ436bのイメージ(4分)YT
動画:グリーゼ436bによる主星前面通過の輝き変化(30秒)YT
動画:変わった天体 トップ10(7分)YT
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2014年9月に火星に到着した、探査衛星メイブン。火星の上層大気や太陽風
の観測を続けていた。ミッションは、大気揮発進化の調査だ。
<メイブンの火星探査イメージ>
火星の大気圧は、平均750パスカル。地球の100キロパスカルの1%未満と
いう低さだ。火星には海があったという痕跡から、大気があったとされている。
メイブンは何故大気が無くなったか、即ち何故揮発したか、その理由を解明する
ために計画された。そして、1年の観測の結果、その原因が解ったのだ。
それは些か驚愕の内容だ。太陽風、正確には太陽風という太陽からの極めて高温
で電離した粒子(プラズマ)が火星の大気を剥ぎ取ったというのだ。
<太陽風が火星大気を剥ぎ取るイメージ>
それは毎秒100gという数字。その25%が火星の上空から、残りの75%は
太陽から見ると裏側(夜側)から、流体の渦のような形で剥ぎ取られる。
<シミュレーション結果>
太陽と火星の距離は、太陽と地球の距離の約1.5倍。即ち、地球は火星以上に
太陽風の影響にさらされている。それを防いでいるのは、地球の磁場だ。
地球に良く似た衛星が発見されているが、この様な仕組みなしでは、大気が存在
できない。今一度、地球に感謝、生かされている命を大切にしようではないか。
動画:火星から大気が剥ぎ取られる様子(1分強)YT
動画:CNNニュース報道(2分弱)
動画:火星探査衛星メイブンのミッション(9分半 日本語)YT
動画:探査機メイブンの火星への道程(11分強)YT
宇宙の星々の材料となるのは何か。地球創生は、小惑星のような小さな天体が、
衝突・合体を繰り返し形作ったと考えると、岩石や金属となる。
しかし、その岩石や金属の元となると、そもそもの材料は水素・ヘリウムとなる。
これらガスが、恒星内で原子核融合し重金属となり、超新星爆発で放出される。
つまり、水素・ヘリウムが星々の材料となる訳だ。その様な想定から、逆に水素、
ヘリウムの存在量で、これから生まれる恒星や惑星の数も推定できる。
シミュレーション推定で得られるビックバン状態での水素・ヘリウムの存在度と
現在の存在度の差分が、現在存在している恒星・惑星の元材料となる。
<宇宙の元素存在度グラフ>
現在の水素・ヘリウム存在度からみると、地球のような生命が存在しうる惑星は、
まだ1割程度しか生まれておらず、9割はこれから誕生するという。
<これから誕生する惑星のイメージ図>
観測データは、ハッブル宇宙望遠鏡や探査衛星のケプラーのものだ。ケプラーの
データからは、天の川銀河に10億個もの地球似の惑星の存在が予想されている。
こんな推定から、どんな宇宙を想像しますか。果たして生命は、地球特有の存在
なのでしょうか。もっと積極的に考えるべき時が来ているのかもしれません。
発表論文 pdf
動画:ニュース報道(1分)YT
動画:BBC ケプラー発見の地球型惑星(日本語 3分)YT
動画:地球型惑星探査について(2分半)YT
***
小惑星の衝突危機が迫る中、10月10日に、直径数百mのスプーキーと名付け
られた小惑星が、地球に迫っている事が発見された。
<スプーキー(不気味なモノ)イメージ図>
正式名称【2015 TB145】は、まだレーダー補足圏外のため、正確な大きさは判明
していないが、2013年のチェリャビンスク隕石の数十倍と見られている。
どのくらいまで接近するか。NASAの計算では、最接近地点で、月のやや外側、
地球から48万km。日本時間で、11月1日午前2時5分、ハロウィンの夜だ。
<結構ギリギリ>
<見えるとしたら、ココ辺り>
近いと言っても、小さいため目視で見るのは難しい。10等級程度とされており、
やはり天体望遠鏡は必要の様だが、ハロウィンの夜の楽しみとして頂ければ。
<動画:イメージ動画>
<動画:2013年 ロシア チェリャビンスク隕石>
<動画:近年の地球近傍の隕石 TOP10>
original JPN nikkeibp original ENG universetoday
ニューホライズンによる冥王星探査。まだまだ新しい発見が続いている。それは
美しい青色の輪郭を示す観察映像に、水の氷を発見した分析映像だ。
月の7割程度、そんな星に大気があった、というのは驚きだろう。1985年に
発見、地球の1/70万、0.1-0.3パスカル、高さは1,600kmにも及ぶ。
<美しい青い輪郭を表す冥王星>
それでも冥王星は青かった。地球の青い空は、窒素分子や酸素分子が、太陽光を
散乱させる事により起きているが、冥王星にも窒素や酸素があるのだろうか。
確かに窒素はあるが、冥王星の場合は、太陽光を散乱させる原因物質はソリンと
呼ばれる、有機体重合物質と考えられている。かのカールセーガンが名付け親だ。
<土星の衛星タイタンのソリン発生過程>
そして、水の氷が露出した領域も検出された。各々の領域は小さいが、数多くの
場所で現れている。そして明るい赤い領域とも対応しているのが興味深い。
<冥王星に検出された水の氷部分:青色>
太陽系の星々を知ることは、地球自身、そして人類を知ることに繋がる。そして
地球外への探査の道を広げる。月、火星、その先までも。
<これまでの観測による冥王星の見え方変化>
タイタンの大気におけるソリンに関する論文(東大他) pdf
動画:IGNネットニュース(1分強)YT
動画:Eugene Bagashov 博士による冥王星発見の解説(9分半)YT
動画:高解像度の冥王星(1分弱)YT
動画:デスカバリーCH:冥王星探査への道(52分)YT
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