忍者ブログ
ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
Admin / Write / Res
<< 10   2024/11   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30     12 >>
[14]  [15]  [16]  [17]  [18]  [19]  [20]  [21]  [22]  [23]  [24
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

*** 2015.09.22 VOL.4-19 magmag melma ***
   
  
  Exobiology on Mars 即ち 火星上の宇宙生物探査を目的にした計画 ExoMars
  いうプロジェクトが、欧州主導で進んでいる。
   関連 ASTRO blog 2014/09/23
  
  2016年に、火星大気のガス成分が分析できる周回探査機と着陸機との打上げ、
  18年には、生物探査用の地表を動くローバーを打上げる、2段階の計画だ。  
  
<ExoMars Rover イメージ図>
  
  まずガス分析で、火星のメタンや他の気体のマッピングを行い、後に続く地表で
  活動するローバー着陸地点の選択にも貢献する。着陸機の経験稼ぎの意味もある。
  
  ローバーへの、期待は大きい。ウイキペディアによると
   ・過去から現在にかけて、火星生命の痕跡探査
   ・地表から浅い範囲における、水分と表土物質の科学的分布の特定。
   ・表面環境の研究と、将来の有人探査における危険性の特定。
   ・火星の進化の理解や居住の可能性などのために、惑星の表面・内部の調査。 
  
  これらを一役で対応するいろいろな分析装置が搭載される予定だ。顕微鏡に相当
  する MicrOmega土壌に含まれる有機体の分子分析器 MOMA など 9種に及ぶ。
  
<分子分析装置 MOMA とそのモジュール>   
  
  土壌サンプルを得るためにドリルも搭載される。最大2mの深さまで掘削、1回
  の掘削で、直径1cm×長さ3cmのサンプル4つを採取する。
  
    
  火星探査は過去に失敗も多く、着陸機は欧州にとっては、2度目の挑戦となる。
  まだまだ予断は許さないが、大きな期待に応えてもらいたい。
  
  
  日本語情報 soraeresponse 英語情報 phys
  ESAのプロジェクトHP ExoMars について wikipdf
  ローバーの各種装置について link
 <開発レポート>
  ローバー pdf1pdf2 ドリル pdf 分子分析器開発 pdf
  
  動画:ExoMars 開発状況の報道 (4分)YT
  
  動画:ローバー開発状況の報道(3分)YT
  
  動画:チリの砂漠でのローバーテスト(3分半)YT
  
  動画:ドリル試験(2分)YT
  
  動画:土壌サンプルの分析準備テスト(2分)YT
  
  動画:ExoMars 利用予定のプロトンロケット(1分強)YT
  
PR
*** 2015.09.08 VOL.4-18 magmag melma ***
  
  
  地球エレベータと言うと、地球の遠心力を利用して、地上からケーブルを垂直に
  立上げ、その先にあるウエイトが引っ張るというアイデアだった。
  
<これまでの地球エレベータのイメージ図>
  
<大林組の構想図>
  
  これでは難しいのではないか、と思われていたが、現実的というタイトルが付く
  新しいアイデアが発表された。
  
  地上からの高さ20kmという」を超えた高層タワーを建設、先端に滑走路
  を備える。そこから宇宙往還機が離発着する、というそれでも奇抜なアイデアだ。
  
<イメージ図>
  
  タワー内部 又は 外部には、最大10トンの貨客を運べるエレベーターを設置し、
  20kmの先端部まで運び上げる。勿論、与圧ケージ速度は約10km/hだ。
  
  構造体はユニークだ。水素かヘリウムで高圧充填された軽量・高強度のケブラー
  繊維で作られたリング状の袋を積み上げていくという。
  
  この方式により、現状より30%ほど燃料の節約が可能となる。20kmという
  高さを利用して、一部の人工衛星の機能も肩代わりする可能性もある様だ。
  
<新しいアイデアを特許に>
  
  
  理論的には200kmの高さまで可能というこのアイデア、カナダのベンチャー
  が考案した。果たして、従来アイデアよりも現実性は高くなっただろうか。
  
  
  日本語情報 wiredtechcrunch 英語情報 investorplace, cbcextremetech
  開発会社(Thoth Technology社)HP
  
  動画:CNBCニュース報道(1分強)YT
  
  動画:TBS報道 大林組構想(1分半)YT
  
  動画:従来型 NASAイメージCG(約1分半)YT
  
  動画:従来型 スペースエレベータチャレンジ(13年 約7分半)YT
  
  動画:従来型 BBCドキュメント(1時間強)YT
*** 2015.08.25 VOL.4-17 magmag melma ***
  
  宇宙での滞在が長くなればなるほど、自給方法がカギとなる。何故なら、ISS
  への輸送費は、300万円/kgと膨大な費用が掛かるからだ。
  
  火星となると、往路だけでも8ヶ月が見込まれている中、食料を送るという計画
  では、全体が成り立たない。となると、栽培・養殖は必然だ。
  
  既に、火星上でレタス栽培の技術が開発されつつあるが、ISSでも試みられた
  レタスの栽培も成功し、それを食したとの事だ。 blog link 
  
<栽培はこんな感じ>
  
  今や植物工場が当たり前の時代、レタスの工場栽培と言ってもそれほど驚かない
  のは確かだが、ISSではようやく始まったばかりだ。
  
  赤、青、緑のLED照明の下、順調に生育したレタスは、最初の栽培では、地球
  へ戻されて念入りに調査された。微小重力による悪影響を心配からだ。
  
  そして今回、晴れて収穫・試食となった訳だ。栽培に33日新鮮な野菜が口に
  できるのは宇宙開発史上初だ。この栄誉ある宇宙飛行士の一人に油井さんもいる。
  
<将来の植物工場の宇宙船イメージ>
  
  
  野菜の次が気になるが、やっぱり三大栄養素から選ぶと、タンパク質だろうか。
  となると、動物の養殖という事だろうか。まだまだ先は長そうだ。
      
  
  日本語情報 karapaiawired  英語情報 space, telegraphnasa
  開発会社(ORBITEC社)HP
  
  
  動画:宇宙レタス栽培 技術紹介(4分強)YT
  
  動画:宇宙レタスの収穫の様子 油井宇宙飛行士も(3分半)YT
  
  動画:宇宙ガーデニングロボット(10分)YT
  
  動画:ISSでの宇宙食(2分半)YT
  
*** 2015.08.25 VOL.4-17 magmag melma *** 
  
  
  ロケットは衛星などを宇宙空間へ打上げるものだが、衛星は先端カプセルに収納
  され、衛星以外は宇宙空間に到達するまでに、燃料として消費され切り離される
  
  具体的には、衛星100kgを打上げる為にラフに50倍、合計5トンもの推進
  装置や燃料(マスレシオ0.98)が必要となるというイメージ、実に非効率だ。
  
  ならば少しでも燃料が減らせないか。推力のもとなる水素燃料そのものを減らす
  のは難しいが、水素燃焼を助ける酸化材が減らせないか、というアイデアだ。
  
  陸上からエネルギーをマイクロ波で送信し、ロケット上では、そのマイクロ波を
  熱エネルギーに変換水素燃料に作用・燃焼させる。結果、酸化剤は不要となる。
  
<革新的な宇宙輸送機のイメージ>
  
<高出力マイクロ波出力装置イメージ>
  
  試算ではこの方法を用いる事で、従来の多段ロケット方式から1段ロケット方式
  で構成してもマスレシオ0.72を達成するという。
  
  そして、酸化剤にまとわりつく、爆発の危険性や燃焼の不安定さも克服できる。
  安全性が格段と向上構造も単純化でき、大幅な低コストが達成できる見込みだ。
  
  再利用できるシステムとして、発射から回収までをトータルで仕組み、コスト的
  には、現在300-600万円/kgを、最終的に数百ドルを目指す計画だ。
  
<航空機を思わせるボディー>
    
  カギとなるマイクロ波の発生システムや、熱変換させるシステムの開発は、既に、
  原理モデル的なものが開発・試験されており、良い結果を出している。
  
  
  2010年設立の米国宇宙ベンチャーのエスケープダイナミクス社が進める技術
  だが、日本から出したかった。日本は無線送電では、世界トップなのだから。
  
  
  日本語情報 nikkeibp, newswitchforbes-life
  英語情報 nextbigfuture1nextbigfuture2
  
  日本での類似研究例(東京大学 修士論文) PDF
  開発会社(エスケープダイナミクス社)HP 全体概要論文 PDF
  燃料比率(マスレシオ)について wiki, 図6 in PDF
  
  
  動画:プロモーションCG(2分弱)YT
  
  動画:マイクロ波エネルギー送信技術説明 (2分弱)YT
  
  動画:マイクロ波エネルギー送信技術デモ (1分強)YT
  
  動画:JAXA 宇宙発電マイクロ波送電(日本語;5分)YT
  
  動画:京都大学 マイクロ波無線電力伝送(日本語;2分半)YT
*** 2015.08.11 VOL.4-16 magmag melma *** 
  
  
  流れ星に思いを掛ける。そんな祈りをした経験はないだろうか。やりたくても、
  簡単には巡り会えない流れ星実際には難しい
  
  それを簡単に、というか人工的にやってみよう、というベンチャーが出てきた。
  しかも天文学博士号を保有する女性CEO日本発宇宙ベンチャーALE社だ。
  
<岡島礼奈CEO>
週間アスキーより
  
  どんな技術で実現するか。一辺約50cmマイクロ小型衛星に、大量のペレット
  と呼ぶ小球を搭載、地球を周回しながら、このペレット特定の地点で放出する。
  
<マイクロ小型衛星>
  
  この小球がカギとなる。組成は極秘だが直径約2.5cmケミカルボールと呼び、
  秒速約8km大気圏を落下高度60kmあたりで爆発、天体ショーを展開する。
  
<ケミカルボール:イメージ>
  
  数秒という刹那な時間だが、搭載上限1000個を全部放出したら、凄い天体
  ショーが繰り広げられるのではないだろうか。
  
  配合により色も付けれらるというこの流星本物の流れ星秒速80kmには遠く
  及ばないが、発光状態や痕跡を観測すことで、本物の解析にも役立つという。
  
  
  日本発の宇宙ベンチャーは、まだまだ少ないが、夢のあるプロジェクトに賛同者
  も多いようだ。2020年の東京五輪に間に合って欲しいものだ。
  
  因みに、夏の流星群と言えばペルセウス座流星群8月12日から14日が予測
  され、13日が極大、未明に期待が掛かる様だ。月明かりも少なく期待大だ。
  
  
  日本語情報 wired 英語情報 phys
  開発会社(ALE社)HP 岡島玲奈さんについて(2010年当時)link
  
  
  動画:岡島礼奈CEOプレゼン(音小 14年 8分強)YT
  
  動画:流れ星プロジェクト イメージ(1分半)YT
  
  動画:15年のペルセウス座流星群 シミュレーション(1分半)YT
  動画:14年のペルセウス座流星群(1分半)YT
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新CM
[11/10 NONAME]
[08/24 アンプマニア]
[10/04 アンプまにあ]
[08/20 NONAME]
[08/17 Tony]
プロフィール
HN:
K.N
性別:
男性
職業:
会社員
趣味:
技術探究(空飛ぶ、先端等)
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
忍者アナライズ
Copyright ©  NPO法人 アドバンストサイエンステクノロジー研究機構 All Rights Reserved.
*Photo / Template by tsukika
忍者ブログ [PR]