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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2015.07.28 VOL.4-15 magmag melma ***
  
  
  小惑星から資源を採取。2010年設立された米国プラネタリー・リソース社
  チャレンジしている。狙うは、高価なレアメタルだ。
  
<同社が描くイメージ>
  
  地球の周回軌道近くには、直径45m以上のある程度の大きさの小惑星9千個
  直径1kmともなると、プラチナ7500kg39兆円相当の価値ともされる。
  
  ただ道程は遠い。手始めは宇宙航行の電子技術のテスト・確立を狙い、試験衛星
  を打上げた。サイズは超小型、10cm程度ナノ衛星だ。
  
<ナノ衛星 The Arkyd 3 稼働中>
<ナノ衛星 The Arkyd 6 年末打上>
  
  この技術は将来、小惑星に着陸した際、水やレアメタルを掘削する基本的な技術
  に繋がっているという事だ。水は、酸素と水素に分解ロケットの推進材となる。
  
  そして、幾つかの試験衛星で技術を確立し、最初の実用衛星としては、小惑星を
  捉える宇宙望遠鏡を計画している。
  
<将来計画:小惑星を補足する望遠鏡衛星>
  
  更に、地球近くの小惑星の物理情報を収集する探査衛星、次に、太陽系の奥深く
  まで航行、サイズ・形、回転・密度などより詳細情報を収集する探査衛星の実現だ。
  
  
  このようなステップで、いつ頃 小惑星へ届くのか。2025年前後の見込み
  なっているようだが、果たして実現は如何に。注目していきたい。
  
  
  日本語情報 bloombergafpbbgereportswired '12
  英語情報 space, bbc 
  
  プラネタリー・リソース(PS)社 HP
  プラネタリー・リソース社について wiki
  ディープ・スペース・インダストリーズ(DSI)社(競合企業)HP
  
  動画:PS社プレゼン動画(3分強)YT
  
  動画:Arkyd 6 開発の様子(5分強)YT
  
  動画:宇宙望遠鏡 開発の様子(3分半)YT
  
  動画:DSI プロモーション(4分弱)YT
  
  動画:NASAの2016年打上予定 小惑星探査衛星(2分半)YT
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*** 2015.07.14 VOL.4-14 magmag melma***
  
  
  宇宙旅行宇宙観測宇宙時代が正にそこまで来ている、今、関連技術の開発は、
  世界で競うようになってきている。
  
  その中でも、コスト低減に向けた再利用型のロケット開発は、米国ベンチャーも
  参戦するなど活況を呈しているが、欧州も開発を加速させている。
  
  航空宇宙のトップ企業エアバス社新コンセプトを発表した。このシステムは、
  第1段ロケットに利用され、その使命が終わると帰還ルートに乗る。
  
  このロケットは、燃料タンク推進装置から構成され、帰還途中、タンク部分
  切り離され、推進装置・制御装置からなる基幹部分が、地球へ戻ってくる。
  
  最大の特徴は、このシステムは発射の際帰還時に必要な主翼専用の推進装置
  を装備して打上げられる事だ。戻る際、滑空を可能とし、飛行場に着陸できる。
  
  これまでのアイデアは、逆噴射状態で発射地点へ、発射と逆モードで戻るタイプ
  が多かったが、この新しいコンセプトでは、飛行場に着陸する。
  
<飛行イメージ図>
 
  
  つまり、技術ハードルが、大幅に下がる訳だ。推進装置は、展開式のプロペラ
  これにより、今では普通になった無人機と同じ技術レベルで制御・着陸できる。
  
  アデリーヌと親しみやすい名前には Advanced Expendable Launcher INnovative
  engine Economy画期的な低コストエンジンの意味が込められている。
  
<クローズUPイメージ>
  
  10回-20回程度の再利用を見込み、コスト削減率は20-30%を見込む。
  増える一方の人工衛星打上げ需要にも応え、初の打上げ予定は、2020年だ。
  
  
  JAXA次期ロケットH3と決まったばかりだが、同じく2020年に初の
  打上げを計画する。これに勝てるのか、未来のために再検討が必要ではないか。
   
  
  日本語情報 excite
  
  アデリーヌ(Adeline)について wiki
  開発会社(Airbus社)HP
  
  
  動画:アデリーヌ・イメージCG(2分強)YT
  
  動画:スペースX社の再利用ロケットCG(4分弱)YT
  
  動画:スペースX社の再利用ロケットテスト成功(2分弱)YT
  
  動画:スペースX社の再利用ロケット実機失敗(1分)YT
  
  動画:エアバス社 スペースプレーンCG(3分弱)YT
***2015.06.30 VOL.4-13 magmag melma***
  
  1957年スプートニク1号が打ち上げられて始まった宇宙の時代、いよいよ
  火星時代に突入か、というほど進歩したが、基礎的な発見は、まだまだのようだ。
  
<ロシアが打ち上げたスプートニク1号>
  
  重力下での液体分離水と油の混合液がどのように分離するかという、基本的な
  物理現象がようやく確認されたという事だ。
  
<公開された微小重力下での2液分離>
  
  地球上での2液分離は、水平上下2層に分かれる。しかし微小重力下だと、方向
  の定義が難しいが、縦方向、垂直に分離。それも複数の層が形成された。
  
  実験は、航空機を放物線軌跡を飛行させ、ほぼ無重量になった状態で行われた。
  ベルギーの大学が、欧州宇宙機関と共に実施したものだ。
  
  大げさな、と感じるかもしれないが、液体は宇宙船でも多く使われ基本特性が
  分からないと設計が難しい。基本こそ大切だ。
  
  
  成果は、廃水をリサイクルしたり、燃料などの液体を冷却したりする事に有効に
  活用される。新しい宇宙技術の誕生となるのだ。
  
  
  日本語情報 wired 英語情報 wired
  
  
  動画:ISSでの初期の液体分離実験(2分弱)YT
  
  動画:ISSでの水球実験(5分)YT
  
  動画:ISSでのタオル絞り実験(3分強)YT
  
  動画:ISSでの洗顔(1分弱)YT
***2015.06.30 VOL.4-13 magmag melma***
  
  
  惑星や惑星の衛星など、太陽系内の無人・有人での探査活動は、非常な広がりを
  見せている。長期での有人探査には、その星での土壌を利用する必要が出てくる。
  
  必要資材を全て地球から送り込むと、そのコストだけでもバカにならないからだ。
  例えば火星では、居住棟に火星での土を被せ、太陽熱や宇宙線を防ぐ計画もある。
  
  このような火星上で建設資材や水を確保する事で、宇宙船の重量が40%も軽量
  になる試算や、地球製コンクリートより3倍強度が保てるという試算もある。
  
  そんな時に必要なのは、土を掘り返し集める技術だ。宇宙に向けて、色々な技術
  の開発が進むが、このような採鉱ロボットも開発されている。
  
  RAAORと命名されたロボットは、重量45kgという重さ。軽量化が必須の
  宇宙機械では重たいが、土を掘り起すという機能上、あまり軽くはできない様だ。
  
<RAAOR>
  
  移動体のローバー前後に、アームにより採鉱ドラムが装着される。20回転/分
  で回転し、土壌を掘り起し、ドラム内に貯め込む最大容量18kg分だ。
  
  このアームは、足のようにも動いて障害物を乗り越える事もできる。耐久性も
  抜群だ。日当たり16時間5年間の稼働が可能なレベルを狙う。  
  
<障害物を乗り越える>
  
  月面上を想定した試験も実施されている。ハーネスを付けて、見かけ上の重量を
  軽減する。では、土壌をロケットの推進材として利用する案もあるようだ。
  
  また、火星では極地域で氷を採取し、飲み水に利用する案もある。資源活用には、
  欠かせない存在となりそうだ。
  
  
  夢のものと思っていた宇宙への進出も、具体的 かつ 現実的な目標が打ち出され
  その開発が加速されている印象だ。日本も乗り遅れないようにしたいものだ。
  
  
  日本語情報 response
  
  RASSORについて nasa1nasa2 
  NASAの紹介パンフ pdf
  
  
  動画:NASA RASSOR紹介(2分半強)YT
  
  動画:RASSORテスト(2分強)YT
  
  動画:採鉱ロボットコンペ(23分半)YT
  
  動画:アイオア大学のプラン(2分半)YT
***2015.06.16 VOL.4-12 magmag melma***
  
  
  月面探査が本格的になり、ベース基地が造られると、遠出して探査する、そんな
  用途を想定した、月面テントが発表された。
  
  軽量なタマゴ型のシェルターは、2人の宇宙飛行士が滞在できるスペースがある。
  キャンピングトレラーの様に、ローバーで牽引して移動する。
  
<全体イメージ>
ー①シェルター ②生命維持装置 ③シールド板 ④太陽光パネルー  
  
  シェルター上には、太陽熱や放射線を和らげるシールド板が搭載され、生命維持
  の各種装置はローバー側にある。太陽光パネルでエネルギーは補給、一式となる。
  
  通常、宇宙空間での住居空間には、真空状態である外部と隔絶するため、ダスト
  進入を防ぐためにエアロック室があり、その後に居住スペースとなる2室構造だ。
  
  今回発表された月面テントの画期的なところは、それを1室で構成できるように、
  隔離壁を柔軟な膜構造の壁とした事だ。
  
<ちょっと難しい使い方>
  
  外部ドアから進入した時は、シェルターエアロック室として機能する。宇宙服
  を脱いだ宇宙飛行士は、住居スペースを作るため、膜構造の壁をくぐり隣へ移る。
  
  そして、膜構造の壁を反対側へ移動する事で、住居スペースを広げる訳だ。この
  膜構造の壁が、居住スペース外部ドアの間に入る事で、エアロックを担保する。
  
<最後はこんな感じ>
  
  
  宇宙への道は、着実に進んでいる。きっと、人類の進化の方向でもあるのだろう。
  広大な宇宙には、新しい発見に満ち溢れている。
    
  
  英語情報 popsciwordlesstech
  発表論文 link
  
  
  動画:ビゲロー社の宇宙基地(1分半)YT
  
  動画:欧州連合が進める月面基地(5分弱)YT
  
  動画:2050年 月都市イメージ(10分弱)YT
  
  動画:月面探査の歴史とグーグルXプライズ(25分)YT
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