ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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大国中国、宇宙でも大国を目指すべく、宇宙開発計画を担う国営 中国航天科技集団
CASC は 宇宙運輸システム発展ロードマップ を発表した。
これは10月第19回党大会、習近平総書記が 宇宙強国 の戦略的目標を打ち出し、
応える形で、中国航天科技集団公司董事長(会長)、党組書記の雷凡培氏が発表した。
- 雷凡培氏 -
それによると、2045年に[宇宙強国]の実現を目指し、以下の目標を設定した。
25年 高度20〜100キロの準軌道を繰り返し飛行できる輸送機を開発、
宇宙旅行を実現。
30年 月面基地建設に向け人や資材を運べる超大型ロケットを開発。
40年 異種類のエンジンを組み合わせたロケットを実用化すると共に、
原子力宇宙船を開発
45年 燃料タンクを切り離さず繰り返し使用できる宇宙船を開発。
記者の雷凡培氏インタビューには、もっと具体的な内容もある。
中国は2020年までに軌道上を飛行する宇宙機を200基以上とし、年間
打ち上げ回数を30回前後とする。
EUを抜き、世界宇宙強国水準にほぼ達する計画だ。
25年目標の準軌道への往還機は、米国版 スペースシャトルを ロケットではなく、
この往還機を使っても飛ばすというイメージで紹介されている。
− 中国版スペースシャトルイメージ1 −
中国航天科技集団 CASC の往還機を使った案
極超音速飛行できるエンジン技術 TRRE*を2020年までに完成、2030年までに実物大
実証機の飛行を計画しているが、これが準軌道往還機に利用される見込みだ。
* Turbo-aided Rocket-augmented Ram/scramjet Engine
− 下の再利用型輸送機のラムジェットエンジンイメージ −
これだけも凄い事が、宇宙強国を目指す中国、他に 中国航天科工集団 CASIC でも
計画が進む。いずれ どちらかに収束するのだろうが、確かに力が入っている。
− 中国版スペースシャトルイメージ2 −
中国航天科工集団 CASIC の往還機を使った案
Global Space Exploration 2017 (GLEX 2017 北京) にて展示
30年の超大型ロケットに向けても、One-Family Two-Engine Three-module という
コンセプトでロードマップが引かれ、開発が進められている。
現在は長征5号が失敗、挽回を図るところだ。最強になる長征9号は、100トン
以上を打ち上げられる。月への有人探査や火星への無人探査に準備するものだ。
− 打ち上げロケットのファミリー構想 −
長征(ロングマーチ)シリーズ 長征9号は右端
40年の原子力宇宙船以降、まだ情報はないが、その内に要素技術の開発状況など
出て来るだろう。楽しみではあるが、西側諸国も負けずに構えて行きたいものだ。
動画:CCTV報道 ハイブリッドスペースクラフト開発(1分弱)YT
動画:中国版再利用ロケットブースターCG(1分)YT
動画:長征5号 打上げの様子[最終的に損失・失敗](4分弱)YT
動画:長征9号用 ロケットの試験状況(1分強)YT
動画:中国報道 長征9号開発状況(2分半)YT
動画:宇宙ステーション 神舟9号の打上げCG(3分強)YT
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NASAの最新イオン推進器が、性能を大きく伸ばしたという。X3と命名され、
100kW以上の出力で稼動、5.4ニュートンの推進力を得た。目指すは火星だ。
− 開発中 X3 リングが3つ見えるのが3の理由 −
− その試験中の模様@50kW −
別サイドから
最大電流260Aで、5kWから102kWという広範囲で運用できる。従来記録、
X2の記録 3.3ニュートンを大きく上回った。
開発を推進する米ミシガン大学 ガリモア工学部長は、
化学ロケットでは毎秒5kmしか加速できないが、これは40kmまで出せる。
そして、燃費も10倍も良い。つまり10倍の距離を飛んでいける。
但し、人類を火星まで運ぶには、1000kWレベルまで性能を上げ、軽量化
も必要だ。
イオン推進器をこう語る。火星探査への本命技術と窺い知れる。
次のステップは、稼働時間のロング化だ。火星到着までの耐久性を確保しなくては
いけない。来年はフルタイムで100時間を目指して、開発が進む。
更にこの開発は、もう1チーム、Aerojet Rocketdyne社 で開発中の XR-100 と合体
する予定という。つまり、XR-100 のコア部に位置する予定との事だ。
日本も成果を出している、電気推進分野。力の入れ方次第では、まだまだ宇宙への
貢献は期待できる。米国・中国に負けず 頑張って頂きたい。
X3開発論文(International Electric Propulsion Conference 2017) pdf
Aerojet Rocketdyne社 電気推進器 30年の歴史(IEPC 2013) pdf
動画:ネット報道(2分弱)YT
動画:一世代前の推進器の開発状況(2分強)YT
動画:イオン推進のコンセプト解説(2分半)YT
動画:ガリモア教授が語るプラズマについて(2011 3分強)YT
動画:はやぶさ2 のイオン推進始動・加速CG(2014 33秒)YT
Rich Hoffman 氏。この世界では、有名人物のようだ。米国UFO目撃調査団体の
MUFONのアラバマ州の代表も務め、UFO研究に半世紀以上を捧げている。
- Rich Hoffman -
このホフマン氏が関わる SCU Scientific Coalition for Ufology なるUFO
現象の研究機関の活動が本格的に始まった というニュースが話題を呼んでいる。
2015年 プエルトリコの国土安全保障省からリークされたとされる、UFOの
ビデオを解析するために集まったメンバーが元になって組織化された とある。
- 追跡したUFO映像 -
SCUのHPでも、報告書を公開している。160頁を超える資料は、レーダーの
追跡分析もあり、実に本格的な内容だ。
調査チームには、6名の名前が挙がる。
Robert Powell Morgan Beall Larry Cates
Carl Paulson Richard Hoffman Daina Chaviano
<リークされたとするビデオ動画の一部>
この中の一人、パウエル氏は
UFOを科学的に、そしてオープンマインドに研究する科学的な組織が、
しっかりと存在し、活動することが重要
It is important that there exists a scientific organisation that
examines the UFO phenomenon in a scientific and open minded manner
とSCUの活動を方向付ける。
- Robert Powell -
同じくMUFONの重鎮
宇宙探査の成果が、地球以外にも生命の存在することを示唆する時代、このような
科学的アプローチは、歓迎したい。そして、更なる活動を期待したい。
< Rich Hoffman インタビュー(2014MUFONシンポジウム)>
< Robert Powellの講演(2013MUFONシンポジウム)>
追記 2017.11.23
長い間、彗星は 太陽系内で生まれるとされてきた。惑星ができる過程で、氷と岩
の固まりを形成、何らかの力で押し出されると予測してきたようだ。
その常識が覆される観測があった。太陽系外から飛来したとされる A/2017 U1 だ。
10月19日発見、直径数100mのこの天体は、太陽引力を振り切る速度で遠ざかる。
− A/2017 U1 を捉えた映像 (Queen's University) −
太陽系の上方向から進入してきた、というのもポイントだろう。誕生したであろう、
そのエリアには、太陽系の天体は ほぼ存在しない。
− 小惑星 A/2017 U1 軌跡:太陽系を横から見たところ −
− 小惑星 A/2017 U1 軌跡 −
小惑星には符号が付けられるが、恒星間の天体については新たに、Interstellar の
頭文字「I」が用いられる様だ。即ち A/2017 U1 から 1I/2017 U1 になる見込みだ。
* 1I の 1 は、新発見を意味する模様
加えて、‘Oumuamua という命名もされた。ハワイ語に由来、‘Ou=手を伸ばす、mua
=最初の、という事だ。日本語読み オウムアウム 最初の使者 となった。
さらっとは こんな感じだが、発見以降、天文学会はテンヤワニヤの大騒ぎ。遠のく
天体を観測しようと最後まで努力が続いた。約10日で70ものデータが集まった。
専門家の間では、重力波観測に匹敵するという声もある。それだけ天変地異だった。
地球から遠く問題なかったが、コースに乗っていたら、映画の騒ぎでは収まらない。
追記
その後、こんなイメージ図が発表された。幅40m、長さ400mの細長い物体だ。
その珍しい形状に、また一つの驚きが起こっている。
動画:A/2017 U1 の紹介(3分半)YT
動画:NASA 地球近傍天体の特定手順(1分強)YT
動画:ANN 小惑星 2014JO25 接近時のニュース(28秒)YT
動画:東大木曽観測所 2012 TC4 観測映像(18秒)YT
追加動画:発表されたオウムアウムのイメージ図(3分強)
宇宙大国へ邁進するインドの月探査計画、来年3月にも、月探査の第2弾の打上げ
が予定される。来年は、08年のチャンドラヤーン1号から10年目となる。
− インド宇宙開発を強力にリードする ISRO chairman Alur Seelin Kiran Kumar −
ISRO:Indian Space Research Organisation
チャンドラヤーン2号の最大のミッションは、1号で失敗した着陸船を無事に着陸
させて、次のステップ 月面探査車を展開していく事だ。リベンジには熱が入る。
− 月探査機チャンドラヤーン2号のイメージ図 −
着陸船(上)と周回船(下)から成る
6輪の月面探査車は、着陸船に搭載され、下ろされたスロープを下っていく。地球
だと、自動車の陸送車から自動車を下ろすイメージだ。
二の舞とならないソフトな着陸が絶対条件。人工クレーターや専用試験棟で、各種
センサーチェックや高度100kmからの落下・着陸プロセスを評価している。
− 着陸船と月面探査車のテスト風景 −
− テスト用に準備された人工クレーター −
インドの宇宙開発は、衰えを知らない。グーグルのXプライズにも TeamIndus が
先陣を競っている。上手くいけば、インドローバー2台が月面を走るかもしれない。
− TeamIndusのローバー −
ISROの将来計画 pdf
動画:チャンドラヤーン2号プログラムの紹介(2分半)YT
動画:チャンドラヤーン1号のCG(2分弱)YT
動画:TeamIndusのローバー開発(3分強)YT
動画:TeamIndusのプレゼンテーション(18分強)YT
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